得を説く
本人に何の得があるのか?
言葉にしなくても、必ず人はそこに意味を見出そうとする
辛くても、意味が分からなくても、意味があるんだと言い聞かせて進んでいる
そうやって頑張っているうちは良いのだが、その意味が見えなくなったり分からなくなった時に人は突然糸が切れたようになる
一生懸命、頑張っていた後輩が突然、そうなったことはありませんか?
そうなる前にあなたは「この子は大丈夫」と思って放っておいたりしませんでしたか?
手のかかる後輩ばかりに目がいって、その優秀な後輩は放ったらかしにしていませんでしたか?
誰もがみんな構って欲しいのです
でも、迷惑かけないようにとか、これには意味があるんだとか考えて、自分を押し殺して頑張っていることが多いのです。
問題児に手を焼きすぎて、コツコツと実直にあなたに付いてきてる原石をないがしろにして無駄にしてしまっているかもしれません
人の心は3日で変わる
あなたが激励して元気が出たとしても、周りの環境が悪ければ3日で落ち込むでしょう
しかし、そういう人達はそれを面に出さずに苦しむのです
そしてコップに溜まった水が溢れるように取り返しのつかないことになるのです
あの子は平気
もう大丈夫
問題は解決した
そんなものは一時です
人の心は変わる
状況は変わる
触れる相手で変わる
問題は無くならない
そう思っているくらいがちょうど良い
辛くても、自分なりに意味を見出しながらやるべきことをやっている
その自分なりの意味付けをあなたに
「それで良いんだよ」
「間違いないよ」
「きっと良くなる」
と日々声をかけてもらえる事で自分なりの意味付けが確信に変わっていく
さらにそれを続けていく事でその人にとってどんな良い事が起こってくるのかを解いてあげる
頑張りが報われることが分かってくればもっと頑張れるのです
私にしてみれば
後輩が悩んでいたり、相談に対して
「普通はそういうもの」とか「そうすべき」とか「当たり前」は答えになっていないと思うのです
「会社の為」とか「お客様の為」というのも
何でそうしなければならないのかの方が大事
それが自分にどう関係してくるのか?間接的にどう得するのかを解いてあげる
今はその人にとってそれが必要なことなんだと教えてあげる
たいていの人は夢や希望を原動力にしている
今、上手くいってなくても、不安でもそれが支えになってくれる
逆にそれが無くなった時に人は簡単に折れてしまう
不安が希望を上回ってしまわないようにしてあげることが大切
夢は難しくても希望を持たせてあげる事はできるはず
手がかからないのはその子が頑張っているから、そういう頑張っている人ほどその頑張りを褒めてもらえないと不満がたまり、爆発して取り返しのつかないことになる
あなたはこれを突然起こったと思うかもしれないが、その人の中では少しずつ積み上がったもの
常にそこと戦っていたのにあなたが気付かなかっただけ。
もう一度スタッフを見返してみてください
そんなあなたが安心してしまう人はいませんか?
そんな人も日々葛藤の中で生きているのです
大切な人財
物事もう大丈夫なんて事はない
一つ解決すればまた違う問題が生まれる
人の心はコロコロ変わる
終わる事はない
もう大丈夫と思っている人や
もう大丈夫と思っていることがあるなら
あなたは要注意です
兜の緒を締め直していきましょう