物事を習得する時に大事な「守・破・離」自分の中にある常識を疑え

職人などが良く使う技を取得する時の心得が「守・破・離」

第一段階「守」・・・教わったものを守ってしっかりと基礎を作る

第二段階「破」・・・教わった基礎から脱皮するようにそれを破って新しいものを見いだす

第三段階「離」・・・そこから離れて、自分の技を見いだすこと

詳しくはWikipediaをどうぞ

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一般的にはこのように捉えられていますが

私の理想とする人材育成の「守・破・離」は少し違います

これは段階的なものというよりある段階に人にやって欲しい作業

「守」・・・自分が教わって来たものの中で大切に残していくべきもの

「破」・・・自分が教わって来たものの中で変えていくべきもの

「離」・・・自分が教わって来たものの中で捨てるべきもの

【守って伝えていくべきもの】

これは表面的に判断するのではなく長い目で見た時に必要となること、経験した方が力になることなどは残しながら大切な根幹となる部分を明確にすること。

【破っていくべきもの】

昔ながらのやり方で続いているが、時代に合わせて変化させていくべきもの
惰性で続けているが、やり方を変えたらもっと効果が出そうなもの

【手放す(離す)もの】
教わったから今まで当たり前にやって来たがあまり意味の無いこと
逆に弊害になることや会社の理念にそぐわないこと

ある段階に来た方にはこの作業をやって欲しいのです。いわば整理。

しかし、この判断はなかなか難しいので会社の理念や考え方、長期プランを理解している人にやって欲しい

表面的な部分だけでなく「魂」の様な伝えていくべきものもたくさんあるので、一見いらなそうなものでも、大切なものがたくさんあります
それはただの損得だけでなく「理念」「信念」に基づいて考えていくべきです

理不尽に思える様なことが、それを経験して乗り越えて来た人には、後々大きな力になることもあるのです。

その時注意していただきたいのはしっかり寄り添って一緒に進んでいくということ

あなたは経験して来てい見えているから問題ないと思うことでも
後輩達には先が見えていません
頼りとなるものや希望となるものはあなたの確信の言葉と激励です
しっかりと手を引いてあげることです

話はそれましたが、今まであなたが当たり前だと思っていたこと、思っていることを定期的に整理して見直してみてください

端から見ればおかしいこと、意味が分からないことでも渦中の人達には見ようとしないと見えないことはたくさんあります

あなたがこれから後輩に伝えていく時には「納得」させる必要があります

そのためにはあなた自身が【何のために】を理解して説明できるようでなければなりません

一つ言えることは「昔からそうだから」「決まり事だから」というフレーズは説明では無いということ

これをよく使う人は注意です
はっきり言えば「怠慢」だと言わざるえません

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